
中越地震で住宅が水没した木籠集落で、復興に向けた体験を聞く珠洲市の上黒丸地区の住民=長岡市山古志東竹沢
2004年に起きた中越地震からの復興の取り組みと地域への影響を調査し、得た知見を地域づくりや他の被災地の復興に生かす活動を、災害の研究者らが続けている。本年度は能登半島地震で被災し、復興事例を知りたいとする石川県珠洲市の住民を招き、山古志を巡るモニターツアーを実施した。今後は、復興支援に役立つプログラム作りを目指していく。
研究者らでつくる「復興プロセス研究会」は23年10月に始動。中越地震20年の節目に合わせ、24年度にかけて、被災地の住民や支援者に聞き取り調査をした。被災した人々が多様な支援者らと試行錯誤を繰り返して復興に取り組んだことが、...
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