
追悼行事でともすキャンドルを作る川口中の生徒=長岡市西川口
2004年10月23日の中越地震から21年を迎えるのを前に、長岡市と小千谷市の被災地では住民自らが、23日の追悼行事や慰霊祭に向けた準備を進めている。人口減少や高齢化で催しを続けることが難しくなる中、長岡市の川口地域は昨年、20年を節目に式典を最後とすることを決めていたが、有志が追悼の集いとして開催することにした。有志は「震災を次世代につなぐために、できることを無理なく続けたい」と意欲を語る。
最大震度7を観測した震源地の川口地域では、昨年まで、来賓を招いた式典を23日に開催してきた。千個以上のキャンドルを並べて感謝の言葉を描き、中学生がメッセージを読み上げるなどしていた。しかし昨年を最後に...
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