
合宿中に住民に聞き取りをした結果を紙に書き出す「復興プロセス研究会」の大学生=長岡市川口木沢
復興に向けて行った活動は、その後の地域や暮らしにどう影響しているのか-。2004年10月23日の中越地震から20年となるのに合わせ、研究者や学生らでつくる「復興プロセス研究会」が、復興後の検証を進めている。大きな被害を受けた新潟県の長岡市、小千谷市などの中山間地では、震災後の10年で住民らが復興に向け奮闘した。その後の10年について、1年間をかけて住民に聞き取りを重ね、及ぼした影響を明らかにしていこうという取り組みだ。
研究会は中越防災安全推進機構(長岡市)を事務局とする「中越大震災20年プロジェクト」の一環で、23年10月に始動した。震災復興に関わった県内外の研究機関の10人と、大学生10...
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