
コミュニケーションの取り方を工夫することが大切だと訴える中野佐世子さん=小千谷市桜町
障害者と健常者の相互理解を深める講演会が、小千谷市桜町のサンラックおぢやで開かれた。NHKEテレの「手話ニュース」でキャスターを長年務めた手話通訳士、中野佐世子さん(64)が「対話することで理解が深まる。思い込みで決め付けないでほしい」と語った。
小千谷市社会福祉協議会が開いた「福祉ふれあいフェスティバル」の一環で、11日にあった。中野さんは「手話ができないから、聴覚障害者とのコミュニケーションを諦めていないか」と問題提起。「障害者手帳を持つ聴覚障害者約37万人のうち、手話を使うのは一部」と説明し「筆談でよいのか、補聴器があれば会話できるのかは、相手によって異なる」と指摘した。
視覚障害者も...
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