インタビューに答える日本サッカー協会の宮本恒靖会長
インタビューに答える日本サッカー協会の宮本恒靖会長

 日本サッカー協会の宮本恒靖会長(48)の続投が事実上、決まった。次々に中長期的な成長戦略を打ち出し、来年3月からの2期目(2年)を見据える。約1年半が経過した1期目の手応えと、ワールドカップ(W杯)やJリーグのシーズン移行などが注目される来年の展望を聞いた。(聞き手は共同通信編集委員 戸部丈嗣)

<みやもと・つねやす> 1977年、大阪府出身。95年にJリーグのガンバ大阪でプロデビューし、2005年にJ1優勝。日本代表では02年日韓大会から2大会連続出場。06年ドイツ大会は主将を務めた。昨年3月から現職。47歳での会長就任は戦後最年少だった。来年3月から2期目に入る。

 -男子の日本代表はW杯アジア最終予選を圧倒的な強さで勝ち抜き、東アジアE-1選手権も3戦全勝で連覇した。

 「間違いなく、いい形でレベルが上がっている。今はGKも含めてボールをしっかり後方から...

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