豆腐・油揚げの製造を手がける浅野食品(見附市本町2)が10月23日、新潟地裁長岡支部から破産開始決定を受けたことが31日、分かった。東京商工リサーチによると、負債総額は調査中。

 東京商工リサーチによると、浅野食品は1951年創業。地域のスーパーや事業者などに販売基盤を構築し、創業以来70年超にわたる業歴で地域に知名度は浸透していた。しかし、同業他社との競合が激しい業界で価格競争が常態化していたほか、大豆やエネルギーコストの上昇などコスト負担も重く、長らく収益は低迷し、年間売上高は数百万円にとどまっていた。そのような中、先行きへの見通し難から事業継続は困難と判断し、今回の事態に至った。

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