魚沼市は、不用となった市有不動産を最大98・8%値下げする財産処分を市民らを対象に行い、市有地6件のうち4件が一般競争入札で落札された。いずれも10年以上買い手が付かなかった土地で、市の財産処分に関する新制度が初めて適用された。

 市は遊休物件の増加を受け、8月に新たに財産処分実施要項を制定した。売却に向けて一般競争入札を3回まで実施し、1、2回目の参加資格は市内に住所がある個人と法人に限定。1回目の入札で不調の場合、2回目以降は予定価格(最低売却価格)を最大98・8%引き下げる。

 今回、入札にかけられたのは市営住宅跡や官舎跡、し尿処理場跡など6件で、土地面積は約220平方メートルから約1万平...

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