
国会内で開かれた憲法改正条文起草協議会の初会合であいさつする日本維新の会の馬場伸幸改憲実現本部長(奥左)。右端は自民党の新藤義孝組織運動本部長=13日午後
自民党と日本維新の会が憲法改正に向けた協議を始めた。高市早苗首相は在任中の国会発議を掲げ、野党時代から前のめりだった維新がアクセル役となり、改憲論議の前進を目指す。改正の是非は最終的に国民投票で決まることから、与野党の枠を超えた幅広い合意形成を重視してきた。積み上げてきたルールに逆行する動きとなり、反発する野党との溝は深まる。
▽残された宿題
「目的は共有している。憲法改正の土壌を整え、前進させたい」。13日、与党の条文起草協議会。自民の新藤義孝氏が決意を示すと、維新の馬場伸幸氏は「感無量だ。改憲に向けてワンステップ、上がった」と期待を込めた。
自民にとって、改憲は1955年の結党以来の党是...
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