菌の研究に関する機器を説明する小笠原渉教授。新設した「発酵を科学するラボ」の所長を務める=長岡市上富岡町
菌の研究に関する機器を説明する小笠原渉教授。新設した「発酵を科学するラボ」の所長を務める=長岡市上富岡町
菌の研究に関する機器を説明する小笠原渉教授。新設した「発酵を科学するラボ」の所長を務める=長岡市上富岡町

 長岡技術科学大学は、ことし新設した研究棟「リージョナルGXイノベーション共創センター」内に、漬物、みそ、しょうゆなどの全国各地の伝統的な発酵食に関する研究室「発酵を科学するラボ」を設立した。地域独自の発酵食にスポットを当て、菌の働き方の分析や新種の発見に取り組む。健康増進に効果がある菌を使った食品の開発につなげ、発酵をブランド化して発信することを目指す。

 共創センターは、菌を選別したり、培養したりする機器を備えており、機器を活用して研究を進める。微生物研究が専門の小笠原渉・大学院教授が所長を務める。13日には共創センターで、ラボ設立の記者発表と施設見学会を開いた。

 技科大は...

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