「ひこぜんまつり」のチラシ
「ひこぜんまつり」のチラシ

 三条市下田地域に伝わる郷土料理「ひこぜん」をPRしようと、道の駅漢学の里しただ(庭月)で22日、「ひこぜんまつり」が開かれる。下田地域と福島県只見町を結ぶ国道289号八十里越道路の開通に向けて地域を盛り上げる狙いもあり、道の駅の渡邉梨絵駅長(47)は「地域の文化を次世代につないでいき、道路開通後は県外の方にもひこぜんを知ってほしい」と力を込める。

 ひこぜんは、ついたご飯を小判型にして木の棒を刺し、みそを塗って焼く伝統食。古くは、猟師の冬の携帯食だったという。

 ひこぜんまつりは、下田地域奥地の五つの集落を中心に、20年以上続いていた行事だが、担い手不足や新型ウイルスの流行で、近年は中止となっていた。

 「このまま地域の伝統行事をなくしてはいけない」と...

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