新潟県庁で臨時に記者会見する花角英世知事=21日午後
 新潟県庁で臨時に記者会見する花角英世知事=21日午後
 東京電力柏崎刈羽原発6号機原子炉建屋内で行われた、外部電源を確保する訓練を視察する新潟県の花角英世知事(左から3人目)=14日
 新潟県庁で開かれた臨時記者会見。左端は質問に答える花角英世知事=21日午後
 県庁で臨時の記者会見をする新潟県の花角英世知事=21日午後
 国内の原発の状況

 来年6月の任期満了を控える新潟県の花角英世知事が東京電力柏崎刈羽原発6、7号機(同県柏崎市、刈羽村)の再稼働を容認すると表明した。県民の賛否が割れる中での決断には、知事選での争点化を避けようとした狙いが透けて見える。地元同意手続きはヤマ場を越え、東電は6号機を来年1月にも再稼働させる構えだ。政府も原発の最大限活用を掲げるが、原子力政策には課題が山積している。

 ▽火中の栗

 「エネルギー情勢などを考えると、国からの再稼働への理解要請も1年半前にいただいており、そろそろ結論を出さなくてはならない」。新潟県庁で21日に開かれた再稼働容認に関する臨時記者会見。花角氏は何度も手元の資料に目を通し、緊張感...

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