米国のウィットコフ和平交渉担当特使(前列右)とロシアのドミトリエフ大統領特別代表=4月、ロシア・サンクトペテルブルク(AP=共同)
 米国のウィットコフ和平交渉担当特使(前列右)とロシアのドミトリエフ大統領特別代表=4月、ロシア・サンクトペテルブルク(AP=共同)

 トランプ米大統領がロシアのウクライナ侵攻を巡る米和平案を力業で進めようとしている。10月に合意したパレスチナ自治区ガザ和平計画の再現を狙い、ウクライナに圧力をかけ妥協を要求。ロシア側との折衝は外交経験が乏しい不動産業界出身の側近に任せる。内容より合意ありきの姿勢で、将来に禍根を残しかねない危うい交渉が続く。

 ▽助言

 「20項目の和平計画を策定したガザと同じ取り組みを(ウクライナでも)できないか考えている」。米ブルームバーグ通信によると、米国のウィットコフ和平交渉担当特使は10月14日、訪問先の中東からロシアのウシャコフ大統領補佐官に電話で持ちかけた。

 ウクライナのゼレンスキー大統領の訪米を3...

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