TICADの関連イベントで講演するマーガレット・オレチさん=8月、横浜市
 TICADの関連イベントで講演するマーガレット・オレチさん=8月、横浜市
 取材に応じる地雷被害者のマーガレット・オレチさん=8月、東京都品川区
 地雷被害者らと並ぶマーガレット・オレチさん(右から2人目)=2024年9月、ウガンダ西部カセセ(難民を助ける会提供・共同)
 地雷で両脚を失った男性=2024年9月、ウガンダ西部カセセ(難民を助ける会提供・共同)
 2025年にオタワ条約脱退を表明・国連に通知した国

 日本が今年議長を務める対人地雷禁止条約(オタワ条約)の締約国会議が12月1~5日、スイスで開かれる。条約発効から26年。ロシアのウクライナ侵攻を理由に欧州で脱退を表明する国が相次ぎ、対人地雷廃絶を掲げる条約は岐路に差しかかっている。「悪魔の兵器」と呼ばれる地雷の被害者は「正念場」とし、日本の指導力に期待する。

 ▽切断

 「人々のための人道条約。脱退の動きはとても悲しい」。地雷で右脚の膝から下を失ったウガンダ人のマーガレット・オレチさん(68)は嘆く。

 1998年、反政府勢力「神の抵抗軍(LRA)」が活発だったウガンダ北部で乗車中のバスが地雷の埋まる道を通り、爆発で右膝下が粉々になった。近くの診...

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