
元農水事務次官・奥原正明さん
コメ政策が視界不良だ。石破政権が打ち出したコメ増産を高市政権は撤回し、従来の「需要に見合う生産」に戻した。日本のコメ作りはこのままで大丈夫か。安倍政権下で農林水産事務次官として大胆な農政改革を断行した奥原正明さんが語った。(共同通信編集委員 宮野健男)
政府がコメ政策をどうしようとしているのか、目指す姿が見えず、かつて農林水産行政を預かった者として心配している。私は第2次安倍政権下で局長、次官として農地中間管理機構(農地バンク)の法整備や農協改革に取り組んだ。「弱い農業を守る政策」から「強い農業を作る政策」への転換を具体的に推進した。しかし「弱い農業を守る政策」に固執する既得権団体や、それ...
残り1240文字(全文:1540文字)













