赤カブの栽培現場を訪れ、生産者の板垣喜美男さん(右)から説明を受けるツアー参加者=村上市荒川
赤カブの栽培現場を訪れ、生産者の板垣喜美男さん(右)から説明を受けるツアー参加者=村上市荒川

 村上市山北地区特産の赤カブの栽培現場を訪れ、漬物作りを体験するツアーが行われた。参加者は、伝統的な焼き畑農法で育てている現地を見学。地域に受け継がれている製法で赤カブ漬けを仕込み、出来上がりを心待ちにしていた。

 ツアーは、赤カブ生産者で、カフェ「Gallery&Cafe(ギャラリーアンドカフェ)えん」(村上市府屋)を営む板垣喜美男さん(69)と京子さん(69)夫妻が昨年に続いて実施。今年は10、11月に計4回行い、合わせて約40人が参加した。

 焼き畑農法は8月、杉を伐採した山の斜面に火を入れ、枝葉を燃やした後に種をまく。灰が養分となって育ち、例年だと9月末から収穫する。ただ今年は9月以降に高...

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