地場産の新鮮な食材や手作り感あふれる総菜、その店でしか買えないオリジナルの品々…。地元に密着したローカルスーパーは、大手にはない個性と魅力がある。厳しい経営環境に置かれながらも「地域の台所」として愛され続ける下越地域の店を紹介する。
村上市中心部に位置し、1957年の開業から地域住民に愛されてきたスーパーだ。店頭に並ぶ生鮮食料品は、仕入れを担当する齋藤正志専務(56)が市場へ通い、旬の野菜や地物の鮮魚を中心にそろえる。「鮮度にこだわり、時季の物をできるだけ安く提供したい」と話す。
地元特産である鮭の加工食品は手作業で作られ、...
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