「村上市複業協同組合なりわいネット」の創立総会であいさつする渡辺美紀子代表理事=村上市猿沢
「村上市複業協同組合なりわいネット」の創立総会であいさつする渡辺美紀子代表理事=村上市猿沢

 複数の業種が連携して通年で働ける環境をつくり、労働者を派遣する「村上市複業協同組合なりわいネット」が今月始動した。人口減少が進み、担い手確保が課題となる地域で、安定的な雇用の場を確保し、人材バンクとしての役割も担う。UIターンの促進や市内外の若者定着につなげたい考えだ。

 組合は、国などから財政的な支援を受けられる「特定地域づくり事業協同組合制度」を利用。認定は県が行う。県内では粟島浦村が第1号で、これまでに阿賀町、妙高市、佐渡市などで誕生。村上市の組合が認定されれば7例目になる。

 組合は、村上市内で農業や漁業、食料品製造・加工、ガソリンスタンドなどを行う15事業者で構成する。季節性の仕事や繁...

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