
上手に切り抜いて完成させた袴紙を親に見せる児童=佐渡市入川
地域の伝統文化を体験する恒例行事が29日、佐渡市入川の高千小学校で開かれた。子どもたちは講師の地域住民から手ほどきを受け、正月に飾る袴(はかま)紙や竹鉄砲などを完成させた。
地域の世代交流を深めようと、地元の青少年健全育成協議会が主催。小中学生や保護者、地域住民ら約70人が、五つの体験活動に分かれて取り組んだ。
袴紙は下げ紙、垂れ紙とも呼ばれ、正月に神棚に飾り、無病息災などを願う習わし。子どもたちは用意された型紙から、来年の干支の午(うま)にちなんだものや招き猫、大漁の字が入る縁起物を選んだ。
講師の田中次英(つぐえい)さん(85)は、円形は台紙を回すなど図形ごとの上手な切り方をアドバイス。...
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