
4日、参政党の神谷代表(右)との会談に臨む日本維新の会の藤田共同代表=国会
与党が衆院議員定数削減法案を衆院に提出した。前のめりの日本維新の会は参政党にも賛同を呼びかけ、多数派工作へと突き進む。民主主義の根幹に関わるテーマだけに、強引な進め方への批判は自民党でも高まり、与党の間に温度差が生じつつある。野党は既に審議入りした企業・団体献金規制強化法案が先決だと対決姿勢を強める。今国会成立の不透明感が増す中、会期末をにらんだ攻防は激化している。
▽欠席リスク
「多数決でなく、各党と虚心坦懐に協議してほしい」「民主主義の土台なので丁寧に議論を進めるべきだ」。5日、自民常設の最高意思決定機関である総務会。出席議員からは定数削減法案への異論が続出した。原則は全会一致のため、1...
残り1047文字(全文:1347文字)














