柏崎刈羽原発の再稼働問題や病院再編などが議論された県議会12月定例会の一般質問=5日
柏崎刈羽原発の再稼働問題や病院再編などが議論された県議会12月定例会の一般質問=5日

 県議会12月定例会は5日、本会議を続開し、6氏が一般質問した。花角英世知事が容認すると判断した東京電力柏崎刈羽原発の再稼働問題を全員が取り上げ、知事の見解や判断見直しの可能性をただした。花角知事は従来の説明を繰り返す場面が多く、議論は深まらなかった。

 最大会派自民党の小山大志氏(十日町市・中魚)は、花角知事が国に確認するとした避難路の迅速な整備や東電の信頼性確保など7項目に関し「仮に整備や信頼回復が想定より進まない場合、判断を見直す可能性があるのか」と質問。地元同意のプロセスについて「国に責任の明確化や見直しを働きかける必要がある」と提案した。

 花角知事は「7項目への対応は文書などで回答を求...

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