
オンラインで取材に応じるアレックス・ギブニー氏=11月(共同)
イスラエルのネタニヤフ首相は、国民の恐怖と憎悪をあおることで権力を得ようとしてきた。2023年10月7日のイスラム組織ハマスによる奇襲でイスラエル人は恐怖に陥り、ネタニヤフ氏はそれを不当に利用した。
ハマスはイスラエルにとって存続の危機というほどの脅威ではないが、ネタニヤフ氏はそう主張しガザ住民殺害を正当化した。ガザ戦闘は今や誰もがジェノサイド(集団殺害)と見なすだろう。
ガザ戦闘は終わっていない。停戦は今年10月10日に発効したが、イスラエル軍の攻撃による死者が連日のように報道される。ネタニヤフ氏に最も都合が良いのは、この状況のままパレスチナ人を殺し続けることだろう。
政治的に見ると分かる...
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