あなたの肝臓大丈夫ですか?~肝がん撲滅をめざして~
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都医学研都民講座(第7回)を2026年2月10日(火)に開催します。
「あなたの肝臓大丈夫ですか?~肝がん撲滅をめざして~」
東京都医学総合研究所では、神経疾患、精神疾患、がん、感染症等の未解明の重要疾患に関する研究を総合的に行い、予防法や治療法などの開発に向けた研究に取り組んでいます。
こうした多岐にわたる研究内容の一端や関連する最新情報を、都民の皆様に分かりやすくお伝えすることを目的に、当研究所では毎年度「都民講座」を開催しています。
今回は金沢大学 医薬保健研究域医学系 消化器内科学 准教授 島上哲朗先生をお迎えします。
1 日 時 2026年2月10日(火曜日)14:30~16:00まで
2 開催方法 会場とWeb会議システム「Zoom」によるハイブリッド開催
3 演 題
「肝がんはどんな人に発症しやすいか?~肝がんの予防のために知っておくこと~」
金沢大学 医薬保健研究域医学系 消化器内科学
准教授 島上哲朗
【講演要旨】
肝がんは部位別がん死亡者数の第5位であり、主要ながんの1つです。肝がんは初期症状が乏しく「沈黙の臓器」と呼ばれます。その最大のリスクはB型・C型肝炎ウイルスの感染ですが、近年、ウイルス感染のない「脂肪肝」からの発症が急増しています。ウイルス性肝炎は、進歩した「抗ウイルス療法」でウイルスを排除・制御し、がんの発症をかなり高い確率で予防できるようになりました。一方で、飽食や運動不足による脂肪肝は、ウイルス感染がない人にとっても新たな脅威です。 本講演では、治療により防げるようになったウイルス性と、生活習慣改善が鍵となる脂肪肝、それぞれの対策を解説します。正しい知識と検査で、肝がんは予防可能です。
「C型肝炎ウイルス研究の過去・現在・未来」
東京都医学総合研究所 感染症医学研究センター
免疫制御ユニットリーダー 山根大典
【講演要旨】
抗ウイルス薬の開発には、ウイルスを実験室内で培養する技術の確立が重要ですが、C型肝炎ウイルスは培養が困難であったため、薬の開発には多くの研究者による長年の苦労がありました。近年、高い治療効果を示す抗ウイルス薬が登場し、治療は大きく進歩した一方、世界的には感染に気づかないケースが多く、感染者数は依然として高い水準で推移しています。また、ウイルス排除後に肝がんを発症する症例が報告されるなど、課題は残されています。本講座では、金沢大学の島上哲朗先生を講師に迎え、現代の肝臓病の傾向と最新の治療法について臨床の観点からお話しいただくとともに、私たちが取り組んできたウイルス研究についてもご紹介します。
4 参 加 (定員600名)
(都医学研講堂:100名、オンライン:500名 事前申込、先着順、無料)
5 申 込
対面式・Zoomウェビナーどちらも東京都以外にお住まいの方もお申込みいただけます。
<対面式での参加をご希望の場合>
郵送またはメールでお申し込みください。
○郵送の場合
往復ハガキでお申し込みください。
往復ハガキには、「第7回都民講座(対面式希望)」と記入の上、住所、氏名(フリガナ)、年齢、電話番号及び複数名希望の場合は同伴者氏名と同伴者年齢をご記載いただき、下記【申込先】までお申し込みください。
【申込先】
〒156-8506 東京都世田谷区上北沢2-1-6
東京都医学総合研究所 普及広報係 宛
○ メールの場合
件名を「第7回都民講座(対面式希望) 」とし、氏名(フリガナ)、年齢、電話番号及び複数名希望の場合は同伴者氏名と同伴者年齢を入力の上、申込専用アドレス(tomin@igakuken.or.jp)までお申し込みください。
<オンラインでの視聴をご希望の場合>
都医学研ホームページ(https://www.igakuken.or.jp/public/tomin.html)の登録フォームよりお申し込みください。
【締切】
対面式:2026年2月8日(日曜日)
オンライン:講座開催時刻
聴講+アンケートの回答で【東京ポイント100pt】を進呈します。
詳しくは東京都公式アプリ「東京アプリ」サイトをご覧ください。









