華やかに飾り付ける「パティスリーランプリール」のクリスマスケーキ=20日、新潟市江南区
華やかに飾り付ける「パティスリーランプリール」のクリスマスケーキ=20日、新潟市江南区

 クリスマスが間近に迫る中、物価高の波がケーキ作りの現場にも波及している。主役のイチゴや原材料の乳製品はもとより、包装する紙製品までも価格が上昇。県内の洋菓子店はやむなく値上げに踏み切り、予約はやや低調の店舗も。消費者の節約志向の高まりか、一回り小さいサイズのケーキが好調という。

 新潟市江南区の「パティスリーランプリール」では20日から、予約ケーキの受け渡しが始まり、待ちわびた様子で家族連れらが来店した。2歳の長女と訪れた新潟市中央区の会社員(28)は「子どもがとても楽しみにしていたので、ほかで節約をして購入した」と話した。

 オーナーの田澤大介さん(51)は「クリスマスケーキは昨年に大きく値上げした経緯もあり、今年は一部のサイズを除いて価格を据え置いた」とし、予約は昨年と比べ...

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