新潟県と新潟市は22日、水俣病の患者認定を判断する県・新潟市公害健康被害認定審査会(会長・小野寺理(おさむ)新潟大脳研究所教授)に申請していた11人のうち、9人を棄却、2人を保留とし、新たな認定者はいなかったと発表した。

 新潟県によると、棄却されたのは県内の60〜80代の男女。いずれも審査会の答申通りの決定で、判断理由は明らかにしていない。

 花角英世知事は「難しい判断をしなければならない事例が増えている中、丁寧な審査が行われたと受け止めている」、新潟市の中原八一市長は...

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