
新潟県庁
2025年度末にも枯渇すると懸念される県立病院の内部留保資金が、12月末時点で枯渇を回避できる見通しであることが23日、県病院局への取材で分かった。16日に成立した国の25年度補正予算により、病院局が不足を見込む8億円を補える見通しとなったため。今後の経営状況次第では再び枯渇の危機に直面する恐れがあり病院局は引き続き経営改善を進める方針だ。
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内部留保資金は運転資金に相当するもので、医療機器の購入、赤字の補てんなどに使う。病院局は5月、24年度の病院事業会計決算が過去最大の46億円の赤字だったと公表。25年度末にも内部留保資金が枯渇する見通しを示していた。
国は全国的な医療機関の経営悪化を受け、...
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