安心のリノベ住宅を、お得な価格で「にいがた安心こむすび住宅」

 子どもの誕生は、暮らしの環境を見直す大きなきっかけになります。「そろそろマイホームを…」と思っても、資材や人件費の高騰で住宅価格は年々上昇。生活費や教育費など、これからの出費を考えると慎重になってしまいますよね。

 そこで注目したいのが、新潟県が令和6年度から始めた「にいがた安心こむすび住宅推進事業」です。県内の空き家を、子育て世帯向けにリノベーションした事業者に最大350万円を補助することで、購入者(※)は、一般的な相場よりもお得に住宅を取得できる仕組みです。

 今回は、「にいがた安心こむすび住宅」で子育て中の30代のご夫妻と、物件を手掛けた株式会社まごころ本舗の代表・平田さん、営業担当・栗山さんにお話を伺いました。

(※)対象:売買契約時に15歳以下の子を有する世帯、もしくは夫婦のいずれかが39歳以下の世帯

価格・立地・間取り。理想がそろったマイホームに出合うまで

 新潟市西区の「にいがた安心こむすび住宅」を購入し、入居して約2カ月がたったOさんご夫妻。お宅に伺うと、1歳のお子さんが元気いっぱいに迎えてくれました。

 「以前は賃貸マンションの3階に住んでいました。子どもが生まれ、安全面やのびのび暮らせる環境を考えて、マイホームを検討し始めました」とご主人。新築・中古住宅の両方を視野に入れ、Webサイトで情報収集を進める中、奥様の目に止まったのが今回の物件でした。

 「価格と立地の条件が良く、詳細ページに進むと『にいがた安心こむすび住宅』認定と書いてあって。制度については知っていたので、“ちょっとお得なんだな”と感じました」とご主人。奥様も、「実際に見ると、中古住宅とは思えないほどきれいで感動しました。畳スペースがあり、子育ての暮らしが具体的にイメージできて、一番理想に近い物件でした」と振り返ります。

キッチンに立ちながら、リビングで遊ぶ子どもの様子に目が届く間取り

 見学後は、それぞれの両親にも見てもらい、仮契約へ。手続きを経て、約1カ月で入居しました。

 「他のリノベーション物件と比較して、補助分の価値を性能やデザインで体感できたことが大きな決め手です。ちょうどマンションの更新時期とも重なり、“すてきな物件は早い者勝ちだよね”と思い切りました」とご主人。「暮らし始めてから、ダイニングでゆったり食事ができるようになって本当に幸せです」と奥様も笑顔で話してくれました。

補助でワンランク上の住まいに。認定基準もしっかりで安心

 今回の物件を手掛けたのは、新潟市江南区にある株式会社まごころ本舗 新潟支店です。築約50年・延床面積31坪の住宅を、構造材を生かしながらフルリノベーションしました。耐震補強や断熱性能の向上といった安心面はもちろん、動線は子育て世帯向け、デザインにもこだわった住まいです。
「リノベーション住宅は、手をかけるほど生活満足度が上がりますが、その分、価格も上がってしまいます。『にいがた安心こむすび住宅』の制度を活用すると、販売価格を抑えつつ、性能やデザインのグレードを上げられます」と平田さん。

 同じ立地・間取りで新築を建てる場合と比べると、約1,000万円違うことも。さらに中古住宅は、新築より固定資産税が安く、入居後の家計にもやさしいメリットがあります。

 「『にいがた安心こむすび住宅』は、子どもの事故防止や、家族のふれあい等、子育てに配慮した設計が求められます。また、災害時に安全な区域かどうかなども基準に含まれるため、物件選びの段階で安心感を持っていただけます」と栗山さんは教えてくれました。

「にいがた安心こむすび住宅」チラシ

 「新潟県こむすび定期」と同様に「にいがた安心こむすび住宅」も、子どもと社会を結ぶ“こむすび”の思いが込められた取り組みです。
購入者にとってはお得に住まいを購入でき、空き家の活用という点で地域にもプラス。「こんな制度があるんだ」と知っているだけで、マイホームの選択肢が広がります。

 現在販売中の物件は、購入者向けページで紹介されています。これから住まいを考えるご家族は、ぜひ一度チェックしてみてください。

「にいがた安心こむすび住宅」購入者向けページはこちら

■問い合わせ先
新潟県土木部都市局 建築住宅課
電話 : 025-280-5442

■こむすび県にいがた
Instagram : @komusubiken.niigata
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