記者会見に臨む花角英世知事=24日、新潟県庁
記者会見に臨む花角英世知事=24日、新潟県庁

 花角英世知事は24日、今年最後の定例記者会見を開き、今年の世相を表す漢字に「米(コメ)」を挙げた。高温に強い極早生(ごくわせ)米の新品種「なつほなみ」の誕生や、園芸作物の生産拡大に向けた基本戦略の改定を特筆すべき出来事と振り返った。

 花角知事は高温渇水の影響などにも触れ「流通の仕組みや高温対策など国民がコメに関心を持った年だった」と回顧。「コメの主産県として酒米、加工用米などあらゆるコメの需要に対応したい」と意気込んだ。

 花角知事は年頭会見で新年の抱負を巳(み)年にちなんで「実」の一字で表し「課題が実り、成果が生まれる年にしたい」と語っていた。23日には就任来の懸案だった東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に関し同意すると国に伝達。24日の会見では...

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