新潟県は23日、園芸作物の生産拡大に向けて策定した新たな園芸振興基本戦略を発表した。新潟県の産地をけん引する販売額1億円超の経営体を16に倍増させ、販売額を2023年の272億円から321億円に伸ばすなどの目標を設定。園芸作物に取り組む新たな担い手の確保や農家の法人化による経営基盤強化、生産の効率化などを通じて産地の競争力を高める。

 県の農業は長らくコメに依存した構造になっており、米価の伸び悩みに直面する農家の所得向上が課題となっている。「もうかる農業」を目指し、野菜や果物、花きなど収益の向上につながる園芸作物の生産拡大を進めている。このため、県は19年度に園芸振興基本戦略を策定。24年度ま...

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