社民、「政党」存続へ瀬戸際

　社民党が「国政政党」として存続できるかどうか瀬戸際に立たされている。２２日公示の参院選で、比例代表の得票が２％に満たなかった場合、公選法上の政党要件を失い、「政治団体」に転落する可能性が高い。かつて新潟県は社民の前身である社会党の「王国」とも称された。だが党勢に陰りが見えて久しい。県内では老舗政党の存亡をかけ、県議や市町村議を中心に党組織がフル稼働し、票の掘り起こしに懸命だ。

　「政党要件のかかった極めて崖っぷちの選挙。何とか社民党を残したい」

　６月上旬、新潟市中央区で社民や支持団体などが参加し、参院選に向けて団結を確認した合同闘争本部の冒頭。社民県連の小山芳元代表のあいさつには危機感がにじん...