新潟市中心部を走りながら支持を呼びかける小林一大氏(中央)=6月26日、新潟市中央区
新潟市中心部を走りながら支持を呼びかける小林一大氏(中央)=6月26日、新潟市中央区
立憲民主党の泉健太代表(左)とともに街頭で支持を訴える森裕子氏=7日、長岡市

 10日に投開票された参院選新潟選挙区(改選数1)は、自民党新人の小林一大(かずひろ)氏(49)=公明推薦=が、立憲民主党参院幹事長の現職森裕子氏(66)=社民推薦=を約7万票差で破って幕を閉じた。自民は同選挙区での3連敗を阻止すべく総力を挙げ、高い知名度を誇る森氏に競り勝った。与野党がともに最重点区と位置づけ、連日大物弁士が来県。全国屈指の大激戦となった選挙戦を振り返る。

◆小林氏陣営 浸透へ知事選を活用

 「想定以上のご支援をいただけた。120点の快勝」。陣頭指揮を執った自民党県連の小野峯生前幹事長は投開票から一夜明けた11日、県議会で報道陣を前に声を弾ませた。知名度不足や無党派層への浸透といった課題を組織力で乗り越え、得票...

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