
10日投開票の参院選新潟選挙区では、自民党新人の小林一大(かずひろ)氏(49)が、4選を目指した立憲民主党現職の森裕子氏(66)を下し、初当選を果たした。小林氏は勝敗を左右する大票田・上越市で、森氏を240票差でかわした。自民は国政選挙では2014年の衆院選以来、8年ぶりに上越市を攻略。野党側は近年の国政選挙で自民候補に約5千票以上の差を付けて連勝していたが、5月の知事選をきっかけに生じた不協和音を引きずったまま、牙城の上越市で黒星を喫した。
◆与党 宮越氏との共闘奏功

10日午後10時前。上越市の上越文化会館でテレビの開票速報を見守った自民党の県議や市議たちは、小林氏の当確が報じられると喜びを爆発させた。
「自民、公...
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