
納豆菌を振りかけた大豆をカップに詰める折原奈帆さん(左)=佐渡市上新穂
佐渡産大豆などを使った無添加の「さど納豆」が人気を集めている。製造しているのは、佐渡市上新穂の豆加工店「まめやハロン」。代表の折原奈帆さん(36)は島内の納豆製造業者の閉業などを機に、2022年に納豆を作り始めた。現在は島内唯一の納豆製造元だ。折原さんは「地域で育ったものを地域の人がおいしく食べる、自然な循環をつくりたい」と語る。
新発田市出身。大学時代に1次産業に関心を持ち、卒業後は全国各地の農家に住み込みで働いた。在来品種や小規模農業に魅力を感じていた中、「昔ながらの暮らし方を学びたい」と訪れた佐渡の自然に引かれ、15年に移住した。おけさ柿の収穫や田んぼの草刈りなどのアルバイトで生計を立てていたが、出産や育児を経験し「子どもは働く親の姿を見て、成長する。自分も何かに挑戦したい」と起業を決意した。
当初は農作物の小売りを考えたが、...
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