実験に利用する観測機器を確かめる千葉大の小槻峻司教授(右)=2025年12月、富山県入善町
実験に利用する観測機器を確かめる千葉大の小槻峻司教授(右)=2025年12月、富山県入善町

 海上で雨や雪を人工的に降らせることで陸地での豪雨災害を減らすことを目指す実験を、千葉大や富山大などの研究チームが1月、富山県の沖合で始めた。人工降雨の研究は世界で行われているが、豪雨を防ぐ目的の実験は初という。近年大雨による水害が増加傾向で、チームを率いる小槻峻司千葉大教授(気象学)は「将来的には雨雲が発生するタイミングや場所をコントロールする方法を確立したい」としている。

 気象庁によると、気候変動で大雨を観測した日数は数十年にわたり増加傾向で、今後も発生頻度が高まると予測されている。政府が挑戦的な研究を支援する「ムーンショット型研究開発制度」の枠で、2050年までに気象制御の技術を確立し、...

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