スノーボードW杯ハーフパイプ開幕戦を終え、写真に納まる日本代表。中央は平野歩夢、左から2人目は治部忠重氏=2025年12月、中国・張家口
 スノーボードW杯ハーフパイプ開幕戦を終え、写真に納まる日本代表。中央は平野歩夢、左から2人目は治部忠重氏=2025年12月、中国・張家口
 スノーボードW杯ハーフパイプ開幕戦の男子で優勝した平野歩夢。左は2位の戸塚優斗、右は3位の平野流佳=2025年12月、中国の張家口・密苑(共同)
 バンクーバー五輪へ出発するスノーボードの国母和宏。服装の乱れなど競技外の言動が波紋を呼んだ=2010年2月、成田空港
 2010年2月、バンクーバー五輪日本選手団の橋本聖子団長(左)とともに服装問題で記者会見するスノーボードの国母和宏=バンクーバー(共同)

 ミラノ・コルティナ冬季五輪でメダル量産が期待されるスノーボード日本代表には、切っても切り離せない苦い出来事がある。2010年バンクーバー大会。シャツを腰から出してズボンを下げてはく「腰パン」など、国母和宏の競技外の言動に注目が集まった。世間の反感を買った騒動を教訓にチームを構築。運営に常に気を配る今は、開会式で日本選手団旗手を初めて輩出するほどの主要競技へと変貌した。

 ▽組織を構築

 長年ハーフパイプ日本チームのトップを務める治部忠重氏は当時、コーチだった。報道対応への免疫がなかったなど、自らの責任も反省した上で「変わる大きなきっかけになった」と断言する。バンクーバー大会後、治部氏は一時チーム...

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