
北海道大特任准教授の大西富士夫さん
年頭に米国のトランプ大統領が示した、武力行使も辞さないとするグリーンランド領有への意欲は、ベネズエラ攻撃の直後ということも相まって、国際的に強烈な政治的威圧感を与えた。デンマークのフレデリクセン首相とグリーンランドのニールセン自治政府首相は即座にこれを拒否。欧州諸国も現地に兵士を派遣し、一方的な領土変更を断固として認めない姿勢を暗に示した。
反発を受けトランプ氏は欧州諸国への追加関税措置を表明。欧州連合(EU)も報復関税を示唆したことで、北大西洋条約機構(NATO)の亀裂が現実味を帯びた。その後、トランプ氏が武力行使を否定し、追加関税発動を見送ったことで、ひとまず沈静化の兆しは見せている。
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