玉林寺宝物蔵に味噌づくりの資料などを並べる市民ら=佐渡市の畑野地区
玉林寺宝物蔵に味噌づくりの資料などを並べる市民ら=佐渡市の畑野地区

 佐渡の味噌(みそ)づくり文化を後世に伝えようと、市民有志が味噌蔵で使われていた道具などの資料を引き取り、玉林寺(畑野)で展示する準備を進めている。佐渡古文化保存協会の古玉かりほさんら5人が昨年、「佐渡の味噌作りと巨大木樽(たる)を継承する実行委員会」を立ち上げ、羽茂地区にあった資料館から展示物を移した。2月には味噌づくりについて学ぶイベントを開くなど、機運を高めている。

 2002年に民事再生法の適用を申請した味噌製造老舗、マルダイ(羽茂大橋)は当時県内最大手で、味噌醸造資料館もあった。伝統的なおけや醸造の道具、味噌づくりを再現したミニチュアなどが展示されており、古玉さんらは「貴重な資料を残したい」と引き取りを決めた。

 営業終了から20年以上たち、建物は屋根がつぶれるなど荒れた状態だったが、...

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