直近1年間で勤務時間を短く記録したことのある公立学校教職員の割合
 直近1年間で勤務時間を短く記録したことのある公立学校教職員の割合

 教員の長時間労働が解消されず、現場からは悲鳴にも似た声が上がる。9日公表された文部科学省による2024年度の働き方調査では、わずかな改善が見られたものの、自宅に業務を持ち帰る「隠れ残業」は後を絶たず、実態が正確に反映されているとは言い難い。働き方改革がかけ声倒れとなれば、教員不足に拍車がかかる恐れがある。

 「日付が変わってから帰宅する日もある。限界ぎりぎりだ」。近畿地方の公立中の40代男性教諭は吐露する。年間授業計画や時間割を作成する教務主任を務め、業務は多岐にわたる。教育委員会などから求められる研修に対応し、学校の教育活動全体に目を配りつつ、自身の授業もある。

 働き方改革が推進されるように...

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