
地方鉄道の廃線が加速し「地域の足」が瀬戸際に立たされている。30年間でほぼ東京と長崎間の営業キロに相当する1300キロ超の鉄路が失われた。需要の掘り起こしに成功したところもあるが、人口減少の進行により、経営環境は厳しさを増すばかり。より採算性の高いバス高速輸送システム(BRT)に転換した例はあるものの、路線存続のためには不断の努力が欠かせない。
▽輸送力過大に
房総半島を走る千葉県のJR久留里線では、一部区間(久留里-上総亀山、10キロ)が来年4月1日付で廃止されることが決まった。「地元向けの説明会では、代替バスの話ばかり。鉄道が存続できるかどうかという話は一切なかった」と「久留里線と地域を...
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