エネルギー問題を巡る最近の動き
 エネルギー問題を巡る最近の動き
 デロイトトーマツリスクアドバイザリーの梶原敦子さん

 3月に欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長が「欧州が(原発に)背を向けたのは戦略的誤りだった」と発言するなど、欧州はエネルギー政策の大転換に動き出した。日本でも運転を停止した原発の再稼働に向けた取り組みが進む。

 原子力が勢いを増すのとは対照的にクリーンなエネルギーとして企業がこぞって導入してきた太陽光発電は、一部の行き過ぎた森林伐採や山地開発が問題視され、さらなる大規模開発には待ったがかかっている。洋上風力の開発事業も資材の高騰を主因に進捗が芳しくない。

 各国が温室効果ガス排出ゼロの道筋を模索して苦しむ中、米国とイスラエルのイランへの攻撃後、エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡が封鎖状...

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