
焼け跡が広がったスキー場跡地=27日、魚沼市赤土
岩手県大槌町で山林火災が拡大する中、県内でも26日に魚沼市と長岡市の山地で火災が相次いだ。県内では例年、雪解けと乾燥が重なる4、5月に山火事が発生する傾向がある。専門家は「風も強く吹く時期で、山火事が起きやすい条件が整っていたのではないか。たき火やたばこなど、火の取り扱いには細心の注意が必要だ」と警告する。
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魚沼市近隣の南魚沼市などでは、火災が起こる前の3日間で降水量がゼロとなるなど、中越地方は空気が乾燥した状態が続いていた。火災科学を専門とする東京理科大の桑名一徳教授(53)は「大槌町の山林火災でも空気が乾いた状態だった。風が強ければ一気に大規模化する」と話す。
消防庁の調べによると、山林火災の出火原因(2020〜24年平均)はたき火が32・5%と最多で、野焼きなどの「火入れ」も2割近くに上る。桑名教授は「米国では落雷による自然発火もあるが、日本ではほぼ人為的な原因だ」とする。
枯れ草などに一度火が付くと、...
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