日本に住む外国人に情報を伝える方法の一つに「やさしい日本語」がある。日本語の初級者でも理解しやすいよう配慮した日本語を使うもので、国内の在留外国人が年々増加する中、国がガイドラインを作成。市役所で活用されるなど行政の現場では浸透しつつあるが、市民には広く知られていないのが課題だ。普及に取り組む職員は「まずはコミュニケーションを取ろうという心がけから始めてみて」と呼びかけている。

 やさしい日本語は1995年、阪神・淡路大震災の際に外国人に情報が伝わりにくかった教訓から、迅速な情報発信のために始まった。日本に住む外国人は、中国やベトナム、インドネシアなど、英語を母語としない国の出身者が中心だ。労働や勉強のために来日しているため、やさしい日本語なら理解できるという人も多い。

 一般社団法人「やさしい日本語普及連絡会」は、伝わりやすい話し方として「はさみの法則」を提唱する。...

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