■集大成ゴールの誕生

 11月28日のJ2第41節、アウェーのFC琉球戦。48分に鈴木孝司が決めた同点弾を、アルベルト監督は「最も美しいゴールの一つ」と表現しました。

 相手が前に運ぶパスをミスして、堀米悠斗が回収しました。一度後ろに戻りながらGK阿部航斗へ預けてセットし直して、再び堀米が受けたところから攻撃を再起動します。

 ここからワンタッチ、ツータッチのパスを連続させてスピードアップしていく様は見事でした。阿部も堀米もツータッチでパスを出していて、ここから左寄りの中間ポジションに入ってきた島田譲(この日が31歳の誕生日!)から、左外の舞行龍ジェームズへ、内側に降りてきた高木善朗へ、その後ろで再...

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