J1アルビレックス新潟は25日、新潟県聖籠町の専用練習場でオフ明けの練習を公開した。23日の鹿島戦は0-2で完敗。松橋力蔵監督は「(リーグ戦)9試合の中で一番悔しい敗戦だった」と選手たちと思いを共有し、次戦の力に変えていくことに注力した。
普段のオフ明けのミーティングでは、前節の振り返りに時間を割く。だが、この日は選手全員に発言する場を設け、思いを語り合った。
MF松田詠太郎は「攻守とも自分たちが仕掛ければ通用する」と話した。それぞれの話を聞く中で、DF新井直人は「自信を持ってこのスタイルを貫き通すことしかない。ぶれずにやっていきたい」と再確認できたという。
練習では、普段以上に攻守の切り替えを強調したメニューをこなした。ボールを失った瞬間や、シュートを外した直後に、すぐに次のプレーに移る選手たちの姿が目立った。松田は「アグレッシブに自分たちのサッカーをすれば絶対に勝てる」と強調した。
24日に来季の加入内定が発表された新潟U-18のMF石山青空も、練習に参加した。U-18からの昇格は、2018年にMF本間至恩、DF岡本將成が内定して以来、5年ぶりとなる。練習後、「素直にうれしいけど、スタートライン。覚悟を持ってやっていきたい」と抱負を語った。