政府が「佐渡島(さど)の金山」(新潟県)の世界文化遺産登録を巡り、国連教育科学文化機関(ユネスコ)に推薦書を提出したのを踏まえ、自民党外交部会などが作成した決議案が1日、判明した。歴史問題に絡めた韓国の推薦中止要求に関し「わが国に対する誹謗(ひぼう)中傷で、到底看過できない」と強く非難。政府は事実に基づき、正々堂々と反論すべきだと強調した。
外交部会などは2日にも決議案を了承し、近く政府に提出する運び。党の地方組織などと連携して登録を目指す政府の動きを後押しし、韓国との「歴史戦」に備える考えだ。
決議案は、推薦決定について「登録実現に向けて大きな一歩だ。高く評価し、強く支持する」と明記。政府...
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