パリ日本文化会館で展示販売された無名異焼。渡辺竜五市長によるトップセールスも行われた=10日、フランス・パリ(佐渡市提供)
パリ日本文化会館で展示販売された無名異焼。渡辺竜五市長によるトップセールスも行われた=10日、フランス・パリ(佐渡市提供)

 佐渡市へのインバウンド(訪日客)が前年を3割ほど上回るペースで推移する中、佐渡市はさらなる誘客に取り組んでいる。今月中旬には渡辺竜五市長がフランスと中国でトップセールスを展開。ただ、伝統工芸の無名異焼体験など富裕層向けのツアーは不調で、本格的な取り込みには至っていない。満足度向上のため、キャッシュレス対応や島内交通など環境整備も課題となっている。

 佐渡市によると現地時間の10日、フランスのパリ日本文化会館で行った市のレセプションは現地旅行社やメディア関係者ら27人が集まった。欧州から佐渡を訪れる旅行者はフランスからが最も多く、日本文化への関心が高いことから実施。鬼太鼓や佐渡おけさを披露し、新...

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