
シーズン中だった2014年12月、大雪に見舞われたデンカビッグスワン。現行の日程でも最終戦をホームで行うことができず、代替試合は平日に茨城県で開催したため、多くのサポーターは訪れることができなかった
サッカーのJリーグで開幕時期を従来の2月から、8月ごろへ移行する「秋春制」にするかどうかの議論が本格化している。秋春制はこれまでもたびたび浮上したが、新潟など降雪地域のクラブが反対し、立ち消えとなってきた経緯がある。ただ今回はJリーグ側が、選手目線で利点があると「大多数のクラブから賛同いただいた」と強調。年内に結論を出すとしており、これまで以上に積極的だ。秋春制がもたらす影響について、改めてまとめた。
秋春制では、12月や2月の試合数が増える可能性があり、降雪地では練習、観戦環境の問題がある。行政や学校とシーズンがずれることの影響なども懸念材料の一つだ。
利点としては、夏前にリーグを終えるた...
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