新潟がJ1で戦った2023〜25年の3年間をデータで振り返ると、今季は多くの指標が悪化し、苦戦した様子が数字でも裏付けられた。主力の流出が響いた格好だが、来季に向け、分析担当者の強化も課題になる。

【寺川強化本部長総括・詳報】
いま明かす苦悩の裏側「全くかみ合わず」…スタイル以前の「根本的」な問題とは

 今季の新潟の平均得点は0・9点。23年のJ1復帰後、初めて1点を下回った。シュート決定率は上向かず、シーズン後半は特に得点不足に悩まされた。

 チーム最多得点はMF長谷川元希の7得点で、2桁得点達成者はいなかった。4得点のFW矢村健は、シーズン途中にJ2藤枝に移籍し、年間を通じて得点源となる存在を欠いた。

 寺川能人強化本部長は...

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