J1アルビレックス新潟は19日午後7時から、富山県総合運動公園陸上競技場で、雷雨で打ち切りとなった天皇杯全日本選手権3回戦のJ3富山戦を、延長後半から再開する。3-2の1点リードで残り15分を戦う異例の一戦。新潟は15分を守り切れば4回戦に進めるが、富山はリスクは覚悟の上で点を取りにくると予想される。1点を死守するのか、追加点を奪いにいくのか、戦い方にも注目だ。

 12日は、激しい雷雨の影響で中断を挟んで行われた。延長前半にMF太田修介が勝ち越し点を奪ったが、延長後半開始を前に4度目の中断となり、試合の続行を断念した。

 19日は延長前半終了時点のメンバーで戦う。交代枠は、新潟、富山共に上限の6人を使い切っており、メンバーを変えることはできない。

 新潟は1-0で勝利したアウェー札幌戦から中3日で、選手の疲労が色濃い中での戦いとなる。松橋力蔵監督は「相手がどう出るか予想が難しい」と語る。守りを固めることにこだわらず、臨機応変に戦うことを示唆した。

 FW小見洋太は「1点を守り抜くのも重要だけど、もう1点取りにいくスタンスでいく」と強調。攻勢をかけてくる富山を上回るパワーで、立ち向かうつもりだ。...

残り424文字(全文:925文字)