三幸製菓の本社を家宅捜索した新潟県警の捜査員ら＝２０２３年２月１日
従業員６人が死亡、１人が負傷した２０２２年２月の三幸製菓荒川工場（新潟県村上市）の火災で、新潟県警が２月上旬にも業務上過失致死傷の疑いで、三幸製菓の経営幹部ら複数人を書類送検する方針を固めたことが１月３１日、捜査関係者への取材で分かった。
県警は火災の「予見可能性」や、被害を防ぐ「結果回避義務」について、会社幹部の安全管理に問題がなかったか捜査を進め、関係者への事情聴取や、本社（新潟市北区）と荒川工場に家宅捜索するなどしてきた。
火災は２２年２月１１日深夜に発生。工場の「Ｆ棟」約８８００平方メートルを全焼した。６０〜７０代のアルバイト女性従業員４人と２０代の男性社員２人の計６人が亡くなった。...
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