火災発生から約3カ月半がたち、初めて会見に臨んだ佐藤元保CEO=2022年5月31日、新潟市北区の三幸製菓本社
火災発生から約3カ月半がたち、初めて会見に臨んだ佐藤元保CEO=2022年5月31日、新潟市北区の三幸製菓本社
山下仁最高執行責任者

 従業員6人が死亡、1人が負傷した三幸製菓荒川工場(村上市)の火災で、三幸製菓(新潟市北区)は3月22日、佐藤元保代表取締役最高経営責任者=CEO=(53)が3月末で辞任すると発表した。後任となる代表取締役社長に、山下仁取締役社長最高執行責任者=COO=(66)が就く予定で、4月1日の取締役会で正式決定される見通し。

 佐藤氏は創業家出身。2020年4月に代表取締役CEOに就いた。持ち株会社「三幸製菓グループ」代表取締役社長CEOは継続するが、三幸製菓の経営には携わらないとしている。

 佐藤氏は「再発防止策を全ての生産拠点で実施できる体制が構築できた。社内外から意見を集約し協議できる経営体制を整備...

残り478文字(全文:778文字)